性のコラム

朝立ちがないのは危険サイン!体の不調は朝立ちで分かる!

朝立ちは、全ての男性にある生理現象です。

若い頃は、当たり前のようにあった朝立ち。

それが年齢を重ねるにつれ、朝立ちの頻度が減ってきた…なんて方も多いのではないでしょうか。

実はコレ、身体からの危険信号。

「もう歳だから…」と、見逃して良い現象ではありません。

今一度、「朝立ち」という現象について振り返ってみましょう。

なぜ朝立ちはあるのか?

そもそも、なぜ朝立ちという現象は起きるのでしょうか。

実は朝立ちというのは、朝に起きるものではありません。

朝立ちの正式名称は、「夜間勃起現象」。

つまり、夜間に起きる勃起現象のことなんですね。

夜間勃起現象は、レム睡眠中に起きます。

レム睡眠とは、身体は眠っているのに、脳が起きている状態のこと。

このレム睡眠中に、自律神経が活発になり、勃起します。

健康な男性は、実は睡眠中も5~10分間ずつの勃起を、一晩に3回程度から最大8回くらいまで繰り返すものです。これを夜間勃起現象と呼び、その最後の1回として起床の間際に起こるのが、この朝立ちと呼ばれる現象だと考えられています。

引用:プレジデントオンライン

なぜ、勃起する必要があるのでしょうか?

ペニスは、生殖に関わる大事な器官1つです。

勃起しない期間が長くなると、筋肉が萎え、いざという時に勃起できなくなってしまいます。

つまり、夜間の勃起は生殖器官を維持するために、必要な動きなんですね。

夜間の睡眠中、20代は半分程度勃起していると言われています。

年齢を重ねるにしたがって、この時間は短くなっていきます。

40~50代は4分の1程度、60~70代でも5分の1程度の時間、勃起しているのが平均だそうです。

ですので、朝立ち自体が無くなることはありません。

朝立ちが無くなるのは、身体からの危険信号です。

1ヶ月以上朝立ちがないという方は、身体の不調を疑うべきです。

朝立ちが無くなる3つの原因

朝立ちが無くなるのは、危険信号だとお話しました。

では、朝立ちが無くなる原因とはなんでしょうか。

動脈硬化

人間は老いとともに、血管の壁が厚く、硬くなります。

この影響により、血管が狭くなる現象が動脈硬化です。

朝立ちの無い人は、この動脈硬化が進行している可能性があります。

実は、臓器の中で1番細い血管が存在するのが、ペニスです。

ペニスの血管は、直径1~2ミリしかありません。

なので、1番最初に動脈硬化のダメージを受けることになるのが、この血管なんです。

ダメージを受けると、血液の流れが悪くなるので、勃起しなくなってしまうんですね。

これが身体から発する、1番目の危険信号です。

「年を取ったから、朝立ちが無いのは珍しくないことだ」

そう思って放置していると、密かに動脈硬化が進行し、心臓や脳の血管障害に発展する危険性があるのです。

60代前後の男性が、急に心筋梗塞で倒れた…なんて話を聞いたことがあると思います。

これは、なんの前触れもなく起こることではありません。

心筋梗塞で倒れる3~4年前から、朝立ちが無くなったり、EDになったりというサインがあったはずです。

ただ、本人がそのサインを見逃していたんですね。

たかが朝立ちだと思っていると、自分の身体に降りかかっている大事なサインを見逃すことになります。

最近朝立ちしなくなったという方は、要注意です。

更年期障害

男性ホルモンは、加齢やストレスによって低下することが分かっています。

その結果、男性の更年期障害を引き起こしてしまうんですね。

更年期障害になると、性欲や筋力の低下、抑うつやイライラなどの症状が表れます。

そして、勃起力の低下を引き起こします。

ですので、朝立ちの減少は更年期障害のサインと言っても、おかしくありません。

勃起に関連している男性ホルモンが低下すると、朝立ちの回数も少なくなるからです。

朝立ち以外にも、身体の不調が表れている場合、更年期障害の可能性を疑ってみましょう。

また、男性更年期障害に関する、簡単なセルフチェックシートもあります。

「不調が続いているけれど、更年期障害か分からない」

そんな方は、是非チェックテストで確認してみてください。

男性更年期障害セルフチェックシート

引用:オルソクリニック銀座の1分間セルフチェック

ED

朝立ちが無くなる原因の1つに、勃起障害(ED)の可能性が考えられます。

EDとは、「性交時に十分な勃起やその維持ができずに、満足な性交が行えない状態」のこと。

EDの原因は、大きく分けて2つあります。

心因性のEDは、精神的なストレスが原因のEDです。

セックスに対するトラウマや、仕事やパートナー間とのストレスが、勃起を妨げるのです。

最近では、妊活をしている夫婦がEDになるケースが増えていると言います。

朝立ちが正常に行われている場合は、心因性のEDである可能性が高いです。

一方、器質性EDは、身体的原因のED。

特に動脈硬化や高血圧の影響で、勃起がスムーズに行われない場合が多いんですね。

ですので、器質性EDは、朝立ちも正常に行われていない可能性が高いです。

「もしかしたら、EDかもしれない」

そう思われている方は、朝立ちの頻度を記録しておくと良いでしょう。

朝立ちを蘇らせる改善策!

朝立ちが無くなる原因は、血流と男性ホルモンの低下にあります。

つまり、血流が良くなり、男性ホルモンを増やすことが出来れば、正常な朝立ちが行われます。

そこで、血流と男性ホルモンにフォーカスした改善方法をご紹介します!

適度な運動

運動は筋肉を刺激し、血行を良くする効果があります。

実は、筋肉を刺激すると、男性ホルモンの分泌を促すことができるんです。

運動で筋肉に刺激を与えると、テストステロン値が高くなることが確認されている。ジョギングなどの「有酸素運動」とマシンなどを使った「筋トレ」、どちらも効果的。

引用:日経Gooday

とはいえ、フルマラソンのような激しい運動は禁物。

激しい運動をした分、男性ホルモンが消費され、分泌量がガクッと下がってしまうからです。

40代の市民ランナーが一念発起してマラソン大会に出るとする。「大会に向けてテストステロンの分泌量は増えていき、完走直後にその分泌量はガックリ落ちる。元のレベルに戻るまでには想像以上の時間がかかる」と奥井院長は指摘する。

引用:日経Gooday

更に、動脈硬化や高血圧がある方にとって、激しい運動は非常に危険。

必ず医師指導のもと、適度に出来る運動を取り入れましょう。

そこでオススメしたい運動が、スクワットです。

身体の中の大きな筋肉は、胸や背中、下半身にあります。

実は、人間の筋肉の7割は、下半身に集中しているんですね。

男性ホルモンは、大きな筋肉を鍛えると、多く分泌されることが分かっています。

なので、下半身を重点的に鍛えると、男性ホルモンを効率的に増やすことが出来るんですね。

そして、下半身を鍛えることで、マイオカインという物質が分泌されます。

マイオカインとは、筋肉から分泌されるホルモンの総称で、以下のような効果が期待されています。

マイオカインというホルモンには様々な働き(脂肪分解、糖代謝の改善、骨を強くする、免疫力アップ、動脈硬化の予防等)があるといわれています。

引用:クリニックレポート

つまり、スクワットには、男性ホルモンを効率的にアップし、動脈硬化を予防する効果があるという訳です。

★朝立ちを蘇らせる!おすすめスクワット

  1. 足を肩幅に開く
  2. 両手は首の後ろで組む
  3. 背筋をまっすぐ伸ばす
  4. そのままひざを曲げ、お尻を下げる
  5. 太ももが床と並行になったら、一旦ストップ。
  6. そのまま5秒間キープ
  7. ゆっくり上体を持ち上げる
  8. この動作を1~3セット行う

自宅でのスキマ時間に、是非行ってみてください。

最初は回数にこだわらず、継続を目標に行っていきましょう。

食生活の改善

「オサカナスキヤネ」という言葉を、聞いたことはあるでしょうか。

オサカナスキヤネとは、血液をサラサラにする食材の総称です。

★血液をサラサラにする食材「オサカナスキヤネ」

  • オ…お茶・オリーブオイル
  • サ…魚(サバやイワシなどの青魚)
  • カ…海藻(昆布やわかめ)
  • ナ…納豆
  • ス…酢
  • キ…キノコ類
  • ヤ…野菜
  • ネ…タマネギ・ニンニク

どれも、スーパーで簡単に手に入る食材ばかりです。

特に、タマネギやニンニクに含まれるアリシンは、男性ホルモンの分泌を促してくれます。

男性ホルモンの分泌を促進するアリシンの豊富な食品を摂るといいですね。代表的なものとしてはタマネギ、ニンニク、ニラといった、ニオイの強い野菜類。

引用:日刊SPA!

血液をサラサラにし、男性ホルモンの分泌も促してくれるなんて、まさに一石二鳥ですね。

「オサカナスキヤネ」は、全ての食材を毎日摂るのが理想ですが、正直難しいと思います。

その場合は、3日単位での摂取を心掛けてください。

加えて、冷たい飲み物の摂取も控えましょう。

何故なら、冷たい飲み物は血流が悪くなり、血液の温度を下げてしまうからです。

そうなると、血液の脂も冷え、血液がドロドロになってしまうんですね。

ですので、なるべく温かい飲み物を摂取するよう、心掛けてください。

温かい飲み物と「オサカナスキヤネ」で、サラサラの血液を目指しましょう。

生活リズムを整える

生活リズムの乱れは、ホルモンバランスを崩します。

男性には、少量ですが女性ホルモンが存在しているんですね。

通常であれば、女性ホルモンが増加していくことはありません。

しかし、生活リズムの乱れにより、男性ホルモンと女性ホルモンの比率が逆転してしまう場合があります。

男性にももともと少量の女性ホルモンがあるので、ストレスや不規則な生活などの影響でホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンが減り、女性ホルモンが相対的に強くなります。男性の草食化と女性のオス化の原因は同じなんです。

引用:女子SPA!

先程もお伝えしたように、男性ホルモンが少なくなると、更年期障害を発症するリスクが高くなります。

男性ホルモンが低下すると、勃起力も弱まってしまうので、朝立ちにも大きな影響を与えます。

また、生活リズムの乱れは、血管にダメージを与えることにもなります。

生活のリズムの乱れや睡眠不足は体にストレスとなり、活性酸素の量が増えたり血液の流れを悪くしたりします。

引用:常滑市民病院

血管を健康に保つためにも、生活リズムをしっかり整えていきましょう。

ですが、一口に「生活リズムを整える」と言われても、なにから始めたら良いのか分からないという方もいるかもしれませんね。

そこで、生活リズムを整えるポイント2つをまとめてみました。

朝起きたら、日光を浴びる

人は、朝が来ると自然に起き、お昼にお腹が空き、夜になると眠くなります。

私たちの身体には、元々24時間サイクルが備わっているんですね。

このサイクルを決めているのが、体内時計です。

朝日には、体内時計をリセットする役割があります。

朝日を浴びることで眼から入った太陽の光の情報を、網膜を通して視交叉上核が受け取ると、視交叉上核にある体内時計がリセットされ、24時間という一定のリズムに調整されるのです。リセットされた情報は、すぐさま全身の体内時計に伝達されます。

引用:ティーペック株式会社

24時間サイクルを整えることが、生活リズムの改善に繋がります。

同じ時間帯にリセットできるよう、なるべく休日も平日と同じ時間に起きましょう。

難しい場合は、平日だけでも同じ時間に朝日が浴びられるよう、心掛けると良いです。

就寝前はスマホやPCの光を避ける

寝る前30分は、スマホやPCの操作を控えましょう。

何故なら、スマホやPCから発せられるブルーライトは、体内時計を狂わせてしまう作用があるからです。

寝る前にブルーライトが目に入ると途中で目が覚めて、長時間は寝られず、午前中も元気がない。つまり、体内時計の睡眠と覚醒のリズムが乱れるわけです。

引用:OMURON

とはいえ、スマホやPCと私たちの関係は、切っても切り離せません。

難しい場合は、スマホ自体の照明を暗くするなど、なるべくブルーライトを見ない努力をしましょう。

朝立ちは身体からのメッセージ

動脈硬化は、初期症状がほとんどありません。

その為、気付いた時には臓器のダメージが深刻になっていたケースも少なくないのです。

こういった特徴から、動脈硬化は「沈黙の病気」とも呼ばれています。

しかし、男性にはとても分かりやすい、健康のバロメーターがあります。

それが、朝立ちです。

朝立ちが無くなるということは、身体になんらかの不調があるサイン。

「たかが朝立ち」と思わず、身体からのメッセージとして真摯に受け止めましょう。